2016年9月28日

発酵種でチョコパン

だいぶ涼しくなりました!パン作りの季節到来という感じです。気温が高いと発酵種が上手く育たず(空調があれば別でしょうが、空調無でやってます)、酸味が出たり、雑味が混ざったりするのですが、日中25度くらいの今時期は上手く発酵が進みます。これからは毎週、薪窯でパンを焼きたいと思ってます。

明日は自分が住んでいる地域の活性化協議会があり、その会議に向けてパンを焼きました。チョコパンとカレンズのパンです。


レシピはこちらのフランスのサイトから拝借しました。
発酵種のレシピは海外の方が圧倒的に多くて詳しいです。本場に学ぶのが一番ですね。

今回参考にしたレシピは、私が使っている「硬いルヴァン種(発酵種)」ではなくて、加水率100%の液体のルヴァン種をつかったレシピです。。。でも液種を持っていないため、硬いので作りました。

チョコレートは発酵食品なので発酵種との相性はよいと思うのです。

生地に砂糖が入っていないため甘さを感じませんが、カカオの香りのしっかりするパンに仕上がりました。発酵種との相性も抜群です。これはいけます!!チョコ半分でもよいのではないかと。

トーストして、バターとか付けたら、すごい美味しいと思います。蜂蜜もいけそう。食べ方、色々とやってみます。



それから、カレンズ(小さいレーズン)のパンを焼きました。このパンは道の駅で販売していて、最近よく焼いているので安定感抜群です。



荒熱が取れたところで、手でバリバリちぎって試食してみました。パンを焼いている人の特権ですね。

はい、味は美味しいです。気が付いたら半分くらい食べてました。でも。。。全粒粉の香りが。。。残念です。

挽きたての粉でパンを焼きたい!!うぅぅ。。。全粒粉でパンを焼くたびに、挽きたての全粒粉を使いたいと思うのです。

最近広島の有名店が焼いた自家製粉の全粒粉パンを買いまして、そのパンを食べた彼女は「水を飲んでいるみたいに食べれる」と言っていました。

自分が今回焼いたパンの香りはフレッシュさがなくて、少し時間が経った癖のある香りがしていました。使っている全粒粉は石挽きのキタノカオリで決して悪い粉ではないのですが、時間が経つとどうしても酸化して、劣化してしまうのです。

道の駅で頑張ってパンを作って、年内に家庭用の製粉機を導入できればいいのですが!がんばるぞ~

2016年9月19日

地方祭とチョコパン

久しぶりに薪窯で菓子パンを焼きました。カカオ55%のフランス産チョコをいっぱい入れたチョコパンです。生地には、オランダのオーガニックココアと、木次の牛乳を練り込みました。


酵母は「あこ天然酵母」を使いました。

発酵種を使ったパンを小さく焼くとスゴく固くなりますし、固さを押さえるために焼き時間を短くすると香りが悪くて美味しくないので、菓子パン、食事パンにはみかん酵母は使いにくいと思ってます。

日本で一番売れてる天然酵母はホシノ天然酵母だと思います。ホシノ天然酵母には独特の香りがあって(個人的には好きです)、その香りが苦手という方もいます。アコは、香りがなくてホシノと同じように使えるので、自分はアコとホシノを併用してます。

今回のチョコパンは子供たち用に焼いたので、できるだけクセのないパンを目指しました。

1次発酵を終えた生地を80gに切り分けて、丸めてベンチタイム。


その後、たっぷりチョコを生地で包みます。


2次発酵を終えて、薪窯で焼成したら完成です。


それから、自分が住んでいる上浦町の好味戸板という地域で取れたブルーベリーを使ったパンを焼きました。チョコが少し余ったので、チョコも入れてみました。生地にはよつ葉の発酵バターを入れて、香りのよい生地に仕上がったと思います。

これらのパンは、9月17日18日に自分の住む地域で行われた地方祭に参加する子供のたちのために焼きました。

本当は練習の時に焼いて持って行きたかったのですが、なかなかタイミングが合わず、1日目が終了した後に子供たちにプレゼントしました。


パンを食べた何人かの子供たちから「パン、美味しかったよ!」と言ってもらえて、嬉しかったです。

それにしても、子供にパンをプレゼントすると、どきどきしますね。パンを焼いてプレゼントするまでの間、本当にこのパンをあげて子供たちが喜ぶのか、ずっと自問自答でした。

自分のパンは刺激が少ないパンで、どちらかというと素朴です。日頃、子供たちが食べているパンは、きっと「柔らかくて」「甘くて」「味がはっきりしていて」という感じだと思うのです。こんな素朴なパンで、しかもちょっと固くて大丈夫かな。。と心配が尽きなかったです。

特にブルーベリーのパンは刺激が少ないので、アイシングした方がいいのかな。。。とか。でも、自分に嘘のない、今のベストなパンを焼けたと思うので、よかったのだと思います。


私の住んでいる地域の祭りは「子供獅子」で、子供が主役の祭りです。約1ヶ月間、太鼓の練習から始まり、獅子や、お囃子などの練習がほぼ毎日行われます。

「好味戸板」という地域の全戸約150戸を獅子と共に周ります。1日目は朝5時半から夕方18時まで、2日目は朝7時半から12時まで、みんなで地域を練り歩き、厄病退治や悪魔払いを獅子舞と共にします。

小学生から中学生まで20名の子供と、OB&OG、それから保護者など50名くらいで地域を練り歩きます。OBの方々の太鼓や、獅子は力強くて本当にかっこいいです。自分もいつか、あんな風に太鼓叩いたり、獅子が舞えるようになりたいなと夢見てます。


夜で画像が暗いのですが、OBの獅子舞です↑。かっちょいい

今年、私は小太鼓を150軒中5軒くらい叩かせてもらって、神社や広場でも1回づつ小太鼓をやらせてもらいました。自分の小太鼓レベルは低いですが、今年でちょっと感じが分かったので、来年はもっとかっこよく小太鼓叩けるようになるでしょう、と自分に期待してます。祭、最高に楽しいです。

2016年9月13日

小松製パンのFacebookページ

9月10日、11日と道の駅「御島」にて、パンの販売を行いました。
多くの方にパンを買っていただき、感謝いたします。

不定期で販売しているため、なかなかオンタイムでいつ販売するかをご連絡することができず。。。申し訳ないです。

毎回ブログに販売情報を載せていくと、販売情報だらけになってしまうので、今後はFacebookで告知をさせて頂きます。



この写真は、彼女が手書きで画用紙に絵を描いて、切り抜き、作成したFacebookのカバー写真です。

自分がパンを作るときに最も意識していることは、自分の子どもに安心して食べさせられるパンであることです。うちの子は1歳になる前から、自分が焼くパンを食べています。美味しいパンは、あっという間に食べきり、「パン!パン!」と、もっと食べたいとおねだりしてきます。

自分のパンは、発酵種をメインに使っているので消化がよく、1歳の子どもでも食べられる硬さです。見た目は硬そうでも、そんなに硬さを感じません。

友だちの子どもたちが自分のパンを食べたときのエピソードを聞くことも多いのですが、1歳、2歳でも「あっという間に大きなパンを平らげた」とか、「気が付いたらパンが半分無くなってた」とか、「パン頂戴っていっても、全然分けてくれなかった」という嬉しい話を聞くことがあります。

今後も子どもたちに喜んでもらえるパンを焼きたいと思っています。




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こちらは先週末に販売したときの店頭の様子です。商品説明などは彼女が担当してくれています。中身は私が作って、外見は彼女が作る。。。なかなか良い分担で、すごい可能性があるなーと最近よく感じます。