2016年9月19日

地方祭とチョコパン

久しぶりに薪窯で菓子パンを焼きました。カカオ55%のフランス産チョコをいっぱい入れたチョコパンです。生地には、オランダのオーガニックココアと、木次の牛乳を練り込みました。


酵母は「あこ天然酵母」を使いました。

発酵種を使ったパンを小さく焼くとスゴく固くなりますし、固さを押さえるために焼き時間を短くすると香りが悪くて美味しくないので、菓子パン、食事パンにはみかん酵母は使いにくいと思ってます。

日本で一番売れてる天然酵母はホシノ天然酵母だと思います。ホシノ天然酵母には独特の香りがあって(個人的には好きです)、その香りが苦手という方もいます。アコは、香りがなくてホシノと同じように使えるので、自分はアコとホシノを併用してます。

今回のチョコパンは子供たち用に焼いたので、できるだけクセのないパンを目指しました。

1次発酵を終えた生地を80gに切り分けて、丸めてベンチタイム。


その後、たっぷりチョコを生地で包みます。


2次発酵を終えて、薪窯で焼成したら完成です。


それから、自分が住んでいる上浦町の好味戸板という地域で取れたブルーベリーを使ったパンを焼きました。チョコが少し余ったので、チョコも入れてみました。生地にはよつ葉の発酵バターを入れて、香りのよい生地に仕上がったと思います。

これらのパンは、9月17日18日に自分の住む地域で行われた地方祭に参加する子供のたちのために焼きました。

本当は練習の時に焼いて持って行きたかったのですが、なかなかタイミングが合わず、1日目が終了した後に子供たちにプレゼントしました。


パンを食べた何人かの子供たちから「パン、美味しかったよ!」と言ってもらえて、嬉しかったです。

それにしても、子供にパンをプレゼントすると、どきどきしますね。パンを焼いてプレゼントするまでの間、本当にこのパンをあげて子供たちが喜ぶのか、ずっと自問自答でした。

自分のパンは刺激が少ないパンで、どちらかというと素朴です。日頃、子供たちが食べているパンは、きっと「柔らかくて」「甘くて」「味がはっきりしていて」という感じだと思うのです。こんな素朴なパンで、しかもちょっと固くて大丈夫かな。。と心配が尽きなかったです。

特にブルーベリーのパンは刺激が少ないので、アイシングした方がいいのかな。。。とか。でも、自分に嘘のない、今のベストなパンを焼けたと思うので、よかったのだと思います。


私の住んでいる地域の祭りは「子供獅子」で、子供が主役の祭りです。約1ヶ月間、太鼓の練習から始まり、獅子や、お囃子などの練習がほぼ毎日行われます。

「好味戸板」という地域の全戸約150戸を獅子と共に周ります。1日目は朝5時半から夕方18時まで、2日目は朝7時半から12時まで、みんなで地域を練り歩き、厄病退治や悪魔払いを獅子舞と共にします。

小学生から中学生まで20名の子供と、OB&OG、それから保護者など50名くらいで地域を練り歩きます。OBの方々の太鼓や、獅子は力強くて本当にかっこいいです。自分もいつか、あんな風に太鼓叩いたり、獅子が舞えるようになりたいなと夢見てます。


夜で画像が暗いのですが、OBの獅子舞です↑。かっちょいい

今年、私は小太鼓を150軒中5軒くらい叩かせてもらって、神社や広場でも1回づつ小太鼓をやらせてもらいました。自分の小太鼓レベルは低いですが、今年でちょっと感じが分かったので、来年はもっとかっこよく小太鼓叩けるようになるでしょう、と自分に期待してます。祭、最高に楽しいです。