上浦小学校6年生の総合学習の時間に、上浦町の特産品である蜜柑を使ったパン作りの授業を担当させていただきました。わたくし高校生くらいまで将来は小学校の先生になるのだ!という夢を持っていたので、ちょっとだけ夢が叶った1日でした。
青絨毯のお部屋に集まって授業開始です。生徒18名に加えて、先生が3名、それから校長先生も聞きに来てくださり、さらに愛媛新聞さんも取材にきてくれて、さらにさらに今治ケーブルTVさん、今治市役所の広報部の方まで来ていただいて…なんとも有り難い限りでございました。
授業は黒板に書こうかな〜とも思ったのですが、字が申し訳ないほどに汚いので、パワーポイントで授業をしました。
子供たち最初は緊張した顔で聞いていて、なんだかこちらも緊張していたのですが、少し話しはじめたら段々とリラックスできました。
授業の中では、みかん酵母を実際に見て、匂いを嗅いで、食べてみて、みかん酵母で焼いた発酵種のパンも食べてということで体験できる内容を色々と入れてみました。
「酵母と発酵」の少し難しい話は時間を長めに取って話しました。イラストを使ったり色々としましたけど。。。難しいかな〜、自分も酵母の何たるかを理解したのは最近だもんな〜と思いながらも、関心をもって聞いてくれた子が多かったように思います。質問タイムで酵母について質問する子供もいて、みんなとってもとっても優秀でした。
発酵した蜜柑をビンから取り出して、子供たちに食べてもらったのですが、「腐る」と「発酵」の違いは食べると実感できます。。。去年、酵母作りをしているとき、どんな状態かを確かめるためにドキドキしながら初めて試食したので、そのドキドキ感を少しでも子供たちに味わってもらえたのではないかと。トロッと溶けた蜜柑を食べようとは普通思わないですからね、笑。半分以上の子が食べていました。
青い絨毯の部屋で30分くらい座学をしたら、外に移動して、薪窯の前で授業です。
松山の子供たちが来たときもそうでしたけど、子供たちが窯に集まってくれると、この窯を作って本当によかったなと思います。
窯がどうやってできているのか、どういう仕組みでパンが焼けるのか、薪を使うことでどんなよい事があるかなど話しをしました。
里山を管理しなくなると、竹が繁殖して土砂災害が起こりやすくなることや土壌が海に流出して富栄養化が起こり魚の住みにくい環境になること、今使っている燃料の元(ガスや石油)は海外から輸入しているので、自分たちが住んでいる地域にある木材を燃料として使っていくことの意義などもお話しました。
窯の説明が終わったら、みかん酵母パンの試食です!食べているときが、一番子供たちが楽しそうでした!
今回のパンは完全に新作!です。生地のなかには、くるみ、チョコ、それから上浦産の蜜柑ピールが入っています。子供ウケするように、甘いパンを焼いたと言えばそれまでですが!!!!みんな美味しいって言ってくれたので今回は100点です。
さて、この総合学習の授業、1日だけでは終わらずに、続編が2週間後にあります。次は教室に場所を移して授業です。またその内容は別の機会に。