2016年4月26日

薪窯の使い方

新年度になってから、なかなか薪窯でパンが焼けていなかったのですが
久しぶりに薪窯でレーズンパンを焼きました!

砂糖を使わずに、みかん酵母+粉+水+塩+レーズンで焼き上げたパンです。


お味は。。。旨いですよ。
これは自信あります。旨いです!

セミハードパンと言っていいくらいの硬さです。
薄く切って食べたら、全く硬さを感じないと思います。

砂糖を入れると、不自然な甘味を感じますが
このパンは砂糖不使用で、ぶどうの甘味が生地の塩気とマッチして、もう最高です。


セミハードのレーズンパンが美味しく焼けるようになったのは
薪窯の使い方が分かってきたからとも言えます。

自分の薪窯の使い方をちょっと説明します。



窯の下段には、空気が十分に入るように耐火煉瓦を2段にして積んでいます。
その上に、薪を積んで火を炊きます。

火が安定したら、下段いっぱいに薪を詰めます。
強い上昇気流が発生して、火は上段に広がります。

薪は細いほど火が回りやすくてよいのですが、細かく割るのはかなり手間なので
私は4等分、2等分に薪割りをして使っています。


アーチ状の天井に届くような大きな火が上段に上がります。
この状態を40-50分程度維持します。

耐火煉瓦が焼かれて、窯の中は500度近い高温になっていきます。


一瞬でも窯に手を入れると、熱いを通りこして、痛い!危ない!!!です。

まあやらないでしょうが、絶対に手を突っ込んだらダメですよ。



ゴイゴイ上段に上がっていた火が落ち着くと、上段のレンガが白くなっているように見えます。
私は、この状態になると、レンガが温まったと判断しています。



火は殆ど上に上がっていなくても、窯の内部は400度以上あります。
石がしっかりと温まっている証拠です。

もしもこの状態でパンを入れると上も下もこげてしまうので
ここから300度以下に温度が下がるのを待ってからパンを焼き始めます。

温度が下がるまでの間は、ピザとか、ピタパン、ナンとか焼いてもいいですね。
今度、ナンやってみよう!




薪はいっぱいあるので、もっともっと薪窯を使ってパンを焼きたいです。
5月は頻度をあげてパン焼きますよ。

この写真にある薪と同量くらいの薪用の木が、今自分の周りに集まっているので
そろそろ薪割りを再開しようかなと思ってます。

全部薪割りしたら向こう2年分の薪はあるかな。。。