2016年11月2日

ジャックのパン屋

大三島パン祭り、店舗紹介第1弾はジャックのパン屋さんです!

ジャックのパン屋さんは、1年半前に自分が薪窯作りをスタートしようと思ったとき、色々と調べていて知ったパン屋さんでした。人生の楽園に出演されたときのこの動画を見たのです。

大三島でもジャックのパン屋さんを知っている方が多くて、ビラを見た方で「えっ!ジャックさん来るの!?」と驚かれた方が何人もいました。

ジャックのパン屋さんは、新居浜市にある大島という離島にあり、正直ご出店は難しいのではないかと思っていたのですが、ある方に「ジャックさん出てくれるんじゃない」と背中を押していただきまして、Facebookのメッセージでコンタクトを取ったのでした。

即答で「でますよ!」と言ってくださったジャックさん。。。本当に有難いです。


ご出店のお礼と当日の打ち合わせも兼ねて、新居浜市の大島に行って参りました!


大島に行くフェリーには、黒島から乗ります。
この日は、本当に天気がよくて水面がキラキラ。とても気持ちのよい港でした。

1時間~1時間半に1本しかフェリーがないので、時間には気をつけてくださいね。
ちなみに、私の場合は目の前でフェリーが出発して1時間半待ちました。。。∑(゜д゜υ)


大島へは、黒島から10分くらいフェリーにのります。
フェリーから見える大島は、大三島よりずっと小さくコンパクトな印象です。

実際に、人口は約250名と大三島の20分1以下なのです。


黒島の港から歩いて、4分のところにジャックのパン屋さんはあります。
こんな手作りの看板↑も出ています。


しばらく歩いていくと、TVで見覚えのある建物が見えてきました。


ありました!ジャックのパン屋さんです。
正面に売り場はないのですが、少し回り込んだところに、無人の販売スペースがありました。


この日のパンは、カンパーニュです。
ずっしりと重く、焼き色がとても綺麗なパンでした。

ジャックさんにお電話すると家の中から出てきてくださって、自作の薪窯も見せてくださいました。



ジャックさんはスイス人で、もともと母国で指輪やネックレスなどジュエリーを作る職人さんだったようです。日本人の奥様と結婚されて、4年前に大島に移住しました。

大島で自分たちで食べる用のパンを焼くために、薪窯を自作してパンを焼いていたところ、まわりの人からパン屋を始めたらいいと言われ、家を改装してパン屋さんを開業したとのことです。

この窯、本格的なスイス式の薪窯で、物凄い勉強になりました。ジャックさんの窯はディテールが綺麗なのです。細部に神が宿るといいますが、ジャックさんの窯には間違いなく宿っております。



ジャックさんとひとしきり色々とお話をしてお別れした後に、フェリーを待っている間でジャックさんのパンを食べました。

旨いです!クラストが旨い!

前に、ポーリッシュ種でチャパタを焼いたことがあったのですが、そのときに自分が感じたのと同じような旨みを感じました。もしかしたら、ジャックさんは前発酵種を使っているのかもしれません。今度会ったら聞いてみます。


大三島パン祭りにジャックさんが来てくれて、本当に嬉しいです。
1人でも多くの方に、このおいしいパンを体験していただけたらと願っております。