2015年8月12日

水貫と水糸

本日の作業は...

・基礎の設置場所を深さ10cmで穴掘り
・穴を掘った場所に砕石を入れる
・砕石を叩いて固める
・杭に水貫を打つ
・水糸で、窯設置場所を正確に示す



作業が終了してみると、なんかよく見る工事現場みたいになって満足感がありましたが、
とにかく本日は体を酷使したので疲れました。大三島に来てから一番体を使ったと思います。


まずスコップで穴を掘ります。
10cmなんてすぐだろうと思っていたのですが土が硬くて硬くてなかなか時間が掛かりました。
手伝ってくれた同僚のロッキーにはホント頭が下がります。


無事に10cm以上の深さで穴を掘ることができました。
どれくらいの深さで穴を掘ったのか、記録に残すために上のような定規で写真を撮るようです。


掘った穴に砕石を入れます。
通常は20kg袋で売られているのですが、軽トラで持ってきてもらった方が安いということで
近くの工務店さんに持ってきていただきました。


この砕石を、工事現場でよく見かける「プレートコンパクター」という機械で叩いていきます。

初めて使う機械にときめくのはどうしてでしょう。。。
もう固まっているはずなのですが、何度もいったりきたりしちゃいました。



砕石を叩いた後に、杭に「水貫(細長い板)」を打ちました。
杭にはレベル測量をした目印が付いているので、その高さに合わせて水貫を打ちます。

目印の高さで水貫を打っていくと、常に一定の高さ(水平)を確認することができます。
地面は水平のようで水平ではないので、水貫を基準にして水平をとります。


水貫を全て打ち付けた後に、ちゃんと水平になっているかを水平機で確認しました。
はい、バッチリ水平です!


この水貫に、水糸という目印になる糸を引いて、窯の基礎の位置を正確に出していきます。
水糸は蛍光色で非常に見やすく、作業効率があがります。


水貫から、水糸を引いて、184cm×152cmの長方形を出すのですが、この作業が意外と難しかったです。
長方形になるように水糸を引くときに、糸が交わる所で直角になる必要があります。
これがなかなか難しい。おそらくちゃんとした建設現場では直角を出す用の便利道具があると思うのですが、今回は全円分度器(上写真)を使って直角を確認しました。

この図形を引いたりするのは理系的な作業なので、数学のテスト実践版!という感じで盛り上がりました。

見よう見まねで作業を進めていますが、今のところは順調です。