カチカチに固まったモルタルを想像していたら、レンガがポロリと手で取れます。
あれ!?
そうなんです。耐火モルタルは普通のモルタルと違って数百度の熱を加えないとかたまらないのです。。。事前に調べて知っていたもののこんなにも簡単に外れて、しかもひび割れるのはおかしいです。
目地にはいくつもヒビが入っています。
もしかして、耐火モルタルの使い方を間違えたかと思いまして
メーカーさんにお電話して聞いてみました。
ご返答は「耐火レンガは目地2mm
〜3mm程度で接合してください」とのこと
「もし目地を厚めにしたいなら耐火セメントを使ってください」というご説明でした。
設計の段階から目地10mmで全て計算していたので、もしも目地を2-3mmにすると
設計が完全に崩れます。釜扉のサイズも変わります。
ということで、ある程度の歪みは覚悟の上で、釜扉のサイズに合わせて前面のレンガは積んで、横面と後ろ面は極力目地を小さくしてレンガを積むことにしました。 焚き口扉の上のレンガを積むまではこの変則的な積み方で対応することにします。
レンガを削るだけで火花が出ますし、しっかり握っていないと弾かれて高速回転する刃が自分に当たる可能性もあります。電源コードも巻き込まれないように、細心の注意を払って作業を進めなくてはなりません。
先輩の華麗なるディスクグラインダー使いを撮りましたので↑、どうぞ!
割れた面がざらついているため、さらにディスクグラインダーで断面を綺麗にします。
加工したレンガを含めて、本日は2段目から4段目までのレンガを積みました。
基礎を水平に作ることができたおかげでしょうか。
目地幅を大幅に変えたため、綺麗にレンガが積み上がっているとは言い難いのですが、
写真(下)でみると合格ですね!
大先輩が遅くまで作業をサポートしてくださったおかげで
予定通り作業を終えることができました。ありがとうございました。