本日はパン窯の要である「焼床」を設置しました。
パン窯の設計を考え始めたときから、焼床はどれくらいの大きさになるかと
紙を焼床の大きさに切っては妄想にふけっておりました。
はじめは大谷石と耐火煉瓦を2層にして、直接焼床にパンを置く設計も考えました。
でも、鉄板(オーブン皿)を差し込む構造にした方がパンを効率的に焼くことができるのと
大谷石が高価なので、耐火煉瓦1層の焼床にしました。
煉瓦を積み上げる前に、焼床を置く場所を確認するために実際置いてみました。
今回購入したのは、SK34大判(600x300x65)というサイズです。
これが最大のサイズだったので、焼床の横にはスペースが生じます。
このスペースにはカットした耐火煉瓦を入れる予定です。
事前に焼床を置く場所に墨を引いたので、その場所に合わせて焼床を置いていきます。
非常に単純な作業と思っていたのですが水平を取るのが難しくて意外と時間が掛かりました。
特に前方のコの字型になった部分に耐火煉瓦を積むのは時間が掛かりました。
10回位は、「焼床を乗せて→外して→目地幅を調整して」を繰り返したと思います。
煉瓦の微調整をするときは、煉瓦に木の板を宛て金槌で叩いて調整するのですが、
その振動で、一部の目地が割れておりました。
作業の最後に、目地を補修しました。
この目地補修には結構な時間と手間が掛かります。
でも、ここで手を抜くと窯に火を入れたときに大きなヒビが入ったり
強度が出ないと思うので、入念に目地の補修をしながら作業を進めています。
設置した焼床を眺めていると、色々と想像が膨らん楽しいです。