2015年10月13日

煙突設置部の加工

パン窯の煙突には、直径115mmのステンレス製の煙突を設置します。

煙突の下部にはダンパーという煙突の開閉を行う鉄板を入れるため、
設置部の加工には少し工夫が必要です。


まずは紙筒で煙突を作ってステンレス製の煙突を設置する部分をつくっていきます。
紙筒煙突は最終的に燃やして、そこにステンレス製の煙突を差し込むイメージです。


直径が100mmの「100ボイド」という紙筒を使いました。
設置するステンレス製の煙突よりも15mm幅が狭いので、2重にします。



紙筒を2重にすると、ちょうど115mmになります。
幅をさらに厚くしたい場合には、紙製のガムテープを巻いて幅を調整します。



この紙筒が煉瓦にぴったり入るように、煉瓦を削っていきます。
台形の煉瓦を斜めにして固定するので削り方が変則的です。


煉瓦を削る作業は同僚のロッキーが手伝ってくれました。
ディスクグラインダーで削っていくのですが、1つの加工に30分以上はかかります。



煉瓦の加工と平行して、残り3段の煉瓦を積みました。

最後の1つがしっかりはまるのか心配でしたが、やはり少し幅が狭かったようです。



ディスクグラインダーで煉瓦下の幅を削って、ぴったりと最後の1つが入りました。

煙突設置部分は、1日では加工が終わらなかったので、次回以降も引き続き作業します。