アーチ状にしたコンパネを焼くために、窯に火を入れました。
杭に使った木材などを使って火をおこします。
新品の窯に火を入れるというのはなんとも気持ちがいいものです。
カラカラに乾燥した木材はあっという間に燃えていきます。
20分後には、上段にまで火が回りました。
アーチ状にカットしたコンパネの脇から煙がモクモクと出てきます。
さらに10分が経過すると、コンパネに火が移って、窯が煙で覆われました。
コンパネが内側から燃えています。
アーチ状に組んだ木材が燃えても、アーチはしっかり維持されていました。
これで崩れたら。。。う~ん、ぞっとしますね。
この窯に火を入れて約40分後に、煉瓦に差し込んだ温度計が200度近くになっていました。
耐火モルタルは数百度で固まると聞きましたので、200度だとまだ低い感じがします。
上段にも、角材を入れて、窯全体を温めていきます。
半円状のコンパネが抜けた窯は、空気が流れるので勢いよく火が回りました。
最終的には煉瓦の温度は350度くらいまであがりました。
ほんの一瞬、煉瓦を手で触ってみると熱くてビビリます。
点火から約5時間後に火は完全に消えました。
手で触って確認する限りは、耐火モルタルは固まっているようでした。
ただ、煉瓦の隙間も目立つので、まずは目地を埋める作業をしようと思います。
次は、目地を埋める作業に加えて、
コンパネが抜けた半円のスペースに耐火煉瓦積んで、アーチを完成していきます。
外側の煉瓦は積んでいませんが、ここに扉がつけばパンを焼くことはできます。
どんなパンが焼けるのか、楽しみです。